3つの法人形態を比較する

UAE法人設立には主に3つの形態があります。ビジネス目的・予算・活動範囲に応じて最適な形態を選択することが重要です。

フリーゾーン(Free Zone)

UAE政府が指定した特別経済区域内に設立する法人形態。外国人100%所有が可能で、法人税・輸入関税が免除されます。UAE国内での直接取引には制限がありますが、国際ビジネスには最適です。

項目 内容
外国人所有比率100%
法人税0%(一定条件下)
UAE国内取引制限あり
ビザ発行可能
設立費用AED 12,500〜
設立期間1〜3週間
スポンサー不要不要

フリーゾーンが向いているケース

  • 国際的な貿易・コンサルティングビジネス
  • IT・テクノロジー・メディア企業
  • 金融・投資・ファンド管理
  • UAE国内取引が少ない事業
  • コスト重視・スピード設立希望

メインランド(Mainland)

UAE本土(フリーゾーン外)に設立する法人形態。UAE国内での自由な取引が可能で、政府機関との取引も行えます。2021年の法改正により、多くの業種で外国人100%所有が可能になりました。

項目 内容
外国人所有比率最大100%(業種による)
法人税9%(年間AED375,000超)
UAE国内取引自由
ビザ発行可能
設立費用AED 20,000〜
設立期間2〜4週間
スポンサー業種により必要

メインランドが向いているケース

  • UAE国内での小売・飲食・サービス業
  • 政府機関・公共事業との取引
  • 不動産仲介・建設業
  • UAE全土での営業活動が必要な事業
  • 物理的な店舗・オフィスが必要な事業

オフショア(Offshore)

UAE内に登記するが、実際のビジネス活動はUAE外で行う法人形態。資産保全・国際的な持株会社・プライバシー保護を目的とした設立に適しています。UAE国内での営業活動は原則禁止です。

項目 内容
外国人所有比率100%
法人税0%
UAE国内取引禁止
ビザ発行不可
設立費用AED 8,000〜
設立期間1〜2週間
物理的オフィス不要

オフショアが向いているケース

  • 国際的な資産保全・持株会社
  • 海外投資・不動産保有のための法人
  • プライバシー重視のビジネス構造
  • 最低コストでのUAE法人設立
  • UAE居住・就労ビザ不要の方

主要フリーゾーン比較

UAEには40以上のフリーゾーンが存在します。ビジネス内容・予算・必要なビザ数に応じて最適なフリーゾーンを選択することが重要です。

金融・投資

DMCC

Dubai Multi Commodities Centre

世界最大のフリーゾーン。コモディティ取引・金融・テクノロジー企業に特化。2,000社以上が登録する世界トップクラスのビジネスハブ。

設立費用
AED 25,000〜
設立期間
2〜4週間
ビザ発行
最大6名
最低資本金
なし
金融・法律

DIFC

Dubai International Financial Centre

中東最大の金融センター。英国コモンロー準拠の独自法体系を持ち、銀行・保険・ファンド管理に最適。国際的な信頼性が最高水準。

設立費用
AED 35,000〜
設立期間
3〜6週間
ビザ発行
制限なし
最低資本金
業種による
テクノロジー

DIC

Dubai Internet City

IT・テクノロジー・メディア企業に特化したフリーゾーン。Google・Microsoft・Facebookなど世界的IT企業が集積。スタートアップ支援も充実。

設立費用
AED 18,000〜
設立期間
2〜3週間
ビザ発行
最大6名
最低資本金
なし
コスパ重視

RAKEZ

Ras Al Khaimah Economic Zone

UAE最安値クラスのフリーゾーン。製造業・貿易・サービス業に幅広く対応。低コストでのUAE法人設立を希望する中小企業・スタートアップに最適。

設立費用
AED 14,000〜
設立期間
1〜2週間
ビザ発行
最大3名
最低資本金
なし
最安値

IFZA

International Free Zone Authority

最も低コストで設立できるフリーゾーンの一つ。コンサルティング・貿易・サービス業に対応。シンプルな手続きと迅速な設立が特徴。

設立費用
AED 12,500〜
設立期間
1〜2週間
ビザ発行
最大6名
最低資本金
なし
金融・プレステージ

ADGM

Abu Dhabi Global Market

アブダビの国際金融センター。英国コモンロー準拠。ウェルスマネジメント・プライベートバンキング・ファミリーオフィスに最適な最高格付けフリーゾーン。

設立費用
AED 50,000〜
設立期間
3〜6週間
ビザ発行
制限なし
最低資本金
業種による

主要フリーゾーン 設立費用比較(AED)

法人設立の流れ

Seven Three Sovereignが設立から運営開始まで完全サポートします。最短1〜2週間での設立が可能です。

1

無料相談・ビジネスプランヒアリング

事業内容・予算・必要なビザ数・UAE国内取引の有無などをヒアリングし、最適な法人形態・フリーゾーンをご提案します。オンライン(Zoom)での相談も可能です。

2

必要書類の準備・提出

パスポートコピー・証明写真・事業計画書などの必要書類をご準備いただきます。書類の翻訳・認証手続きも代行します。

3

ライセンス申請・審査

選択したフリーゾーン・経済省へのライセンス申請を代行します。審査期間は通常1〜2週間です(フリーゾーンにより異なります)。

4

法人登記・ライセンス取得

審査通過後、法人登記証明書(Trade License)・定款(MOA)が発行されます。これにより正式にUAE法人として活動を開始できます。

5

ビザ申請・銀行口座開設

法人設立後、就労ビザ・投資家ビザの申請を行います。UAE主要銀行(Emirates NBD・ADCB・FAB等)の法人口座開設もサポートします。

6

事業開始・継続サポート

設立後の年次更新・会計・税務申告・ビザ更新・追加ライセンス取得など、継続的な運営サポートを提供します。

費用の目安:フリーゾーン設立の場合、ライセンス費用(AED 12,500〜)+登記費用+ビザ費用(1名あたりAED 3,000〜5,000)が主な費用となります。詳細はビジネス内容・選択するフリーゾーンによって異なりますので、まずは無料相談にてお見積もりをご提示します。

よくあるご質問

フリーゾーンの場合、ライセンス費用はAED 12,500〜50,000程度です(フリーゾーンにより異なります)。これに加えて登記費用・ビザ費用(1名あたりAED 3,000〜5,000)・オフィス費用が必要です。IFZAやRAKEZなどのコスト重視フリーゾーンでは、総費用AED 20,000〜30,000程度での設立も可能です。詳細は無料相談にてお見積もりをご提示します。
多くのフリーゾーンでは、書類の郵送・電子署名を活用することで日本からの遠隔設立が可能です。ただし、ビザ申請時にはUAEへの渡航が必要になる場合があります。Seven Three Sovereignが書類準備から申請手続きまで代行しますので、渡航回数を最小限に抑えることができます。
フリーゾーン法人は原則としてUAE国内での直接取引が制限されています。ただし、フリーゾーン内の企業間取引や、メインランドの代理店・ディストリビューターを通じた間接的な取引は可能です。UAE国内取引が多い場合は、メインランド法人の設立をお勧めします。
UAE法人設立だけではゴールデンビザの取得要件を満たさない場合があります。ゴールデンビザ(10年居住権)の主な取得方法は、①200万AED以上の不動産購入、②特定の投資要件の充足、③優秀な人材・専門家としての認定などです。法人設立と不動産投資を組み合わせることで、ビジネスと居住権の両方を確保することも可能です。詳しくはご相談ください。
近年、UAE銀行のKYC(顧客確認)審査が厳格化しており、個人での口座開設は難易度が上がっています。Seven Three Sovereignでは、Emirates NBD・ADCB・First Abu Dhabi Bank(FAB)など主要銀行との関係を活かし、口座開設のサポートを提供しています。必要書類の準備から銀行担当者との折衝まで代行します。
2023年よりUAEで法人税(9%)が導入されましたが、年間収益AED375,000(約1,500万円)以下は0%です。フリーゾーン法人は一定の条件を満たせば引き続き0%の優遇税率が適用されます。また、VAT(付加価値税5%)の登録・申告も必要な場合があります。Seven Three Sovereignでは提携会計事務所をご紹介し、税務・会計サポートも提供しています。

UAE法人設立の無料相談を受け付けています

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